チューリヒを望むリンデンホフの丘。スイスの玄関口であるチューリッヒにて、最初に訪れるべき場所。
街を両断するエメラルドグリーンに、思わず息を飲みます。スイスに来て良かった。
誰もがそう思う瞬間がこの丘です。
目次
~リマト川~
リンデンホフの丘から見下ろす川は、リマト川という名前です。紀元前から交易に使われ、人々の生活を支えています。今なお観光資源として活躍していると考えると、とてつもなく偉大な川だと思えてきます。
リンデンホフの丘を下り、もう少し水辺に近づくと、また少し違う様相になります。
川から清涼感のある風が吹いてきて、水の流れがよく見えるようになります。アルプスの雪解け水が、険しい山々を通り、ここに至ったのだと認識します。
そして、教会と橋とをバックに撮ると、より川の緑が引き立ちます。ここに建造物を建てた方々は、川を中心にバランスを考えたに違いありません。


更に近づいて、水を覗き込んでみましょう。
白っぽい緑に見えていた川が、透明感のある緑に変わります。川底も見えるようになり、魚も見えます。
この水たちは、もうまもなくチューリッヒ湖に到達しようとしています。
~チューリッヒの魅力~
チューリッヒはスイス最大の都市です。そう聞くと、見所を回り切れるのかと不安になりますが、それほど大変ではないです。
- チューリッヒ美術館/スイス国立博物館
- フラウ・ミュンスター/聖ペーター教会/グロースミュンスター
- 旧市街
- チューリッヒ湖
私がお勧めするのは、以下の2つです。
チューリッヒ美術館

「睡蓮の池」
モネ、レンブラント、ピカソ、ゴッホ等々、名立たる画家のオンパレードです。絵画好きの方にはたまりません。観光に行くと、必ず美術館に立ち寄りますが、この美術館は一見する価値があると思います。

「国会議事堂の日没」

「サント=マリーの白い小屋」
印象派の絵画を見ていると、頭の中で想像がどんどん膨み、もっと見ていたくなります。細部が写らないと諦めつつも、写真に撮ってしまいます。(海外の美術館は、撮影OKが普通。)
フラウ・ミュンスター
この教会には、シャガールのステンドグラスがあります。
教会自体は控えめな内装なので、このステンドグラスが神々しく輝いています。
ステンドグラスには、キリストが描かれていたりと、宗教的な要素が強いのですが、上から下まで流れる線美なので、一瞥では色鮮やかな模様になります。
楽しませてくれ、穏やかな気持ちにもさせてくれる、不思議なステンドグラスです。

~名物料理~


チューリッヒの名物料理は、チューリッヒ・ゲシュネッツェルテスです。
「Zeughauskeller」というお店で頂きました。
他の地域にも似たようなシチューはありますが、キノコが入っているのが特徴です。肉は仔牛肉です。キノコのうまみがたっぷりのクリームシチューといった味です。大きなジャガイモのガレットに合うように、味は濃いめです。
さすがは物価が世界2位の国の、それまた観光の中心地。写真の量で3000円くらいしました (^-^;。
でも美味しかった!!
チューリッヒ、自然と芸術が織り成す街です。
END