ベルンは中世の街並みが現存する世界遺産の街。戦争でも破壊されずに残ったため、正真正銘の”中世”です。現代と中世の調和した空間はヨーロッパでもここでしか味わえません。
そしてもう一つ有名なのが、アインシュタインが住んでいたこと。アインシュタインはここで数々の論文を発表しました。彼の家やミュージアムは観光必須です。
街歩きはタイムスリップした感覚!
- 所要時間:1泊2日
- おすすめ度:
目次
ベルン Day1
シャモニからベルンへと車で3時間程かけて移動しました。ベルンはスイスの首都なので、シャモニとは違い完全に都会。夕日に照らされる路面電車がレトロな味わいです。
行程の関係で、着いたのは遅めでした。
ぶらぶらしていると、ベーレン広場に行き着きました。テラス席が多く出ていたので、そこでチーズフォンデュを頂くことに。スイス周遊の最後の夕飯は、やはり定番料理でしょう。
見た目の通りチーズは最高に濃厚!ハーブが入っていて、後味を爽やかにまとめ上げてくれています。最後に大変満足のいくスイス料理に巡り合えました。
食べ終わったら広場の目の前で威風堂々としている、連邦議事堂に寄ってみます。この時間ではさすがに中には入れませんが、裏手に歩いて行く人が何やら大勢。
裏側に行ってみると、そこは高台になっていました。街を一望できるロマンチックな場所なのです。地元の人々は気持ちの良い眺めを見ながら、椅子に座って談笑しています。
ベルン Day2
2日目の朝はバラ公園から始めます。バラを始めとした花壇が並んでいて、朝から散歩している人々が多い場所。そして、ここは展望台にもなっています。
ここから見るとベルンの珍しい地形がよく分かります。アーレ川がUの字に湾曲していて、その内側に位置ベルンが位置しているのです。
こういった地形の利点のおかげで、ベルンは戦争で支配されることがほとんどなかったそうです。
アーレ川はエメラルド色で美しい!
次にバラ公園のすぐ近くにあるクマ公園へと向かいます。なぜクマか?
それは、ベルンの創始者が最初にこの地に到達した時にクマを狩り、それが街の名前の由来になったと言われているからです。
ここだけ動物園の雰囲気。
街のメインストリートで、アインシュタインがまだ有名になる前に住んでいた家を見学できます。ショップに埋もれているので、気を張っていないと通り過ぎそうな場所。
家の中は当時の家具がそのまま展示されていて、アインシュタインの生い立ちを説明するボードが壁にかかっています。また、アインシュタインの持ち物の陳列等があります。
かの有名な「特殊相対性理論」はこの居間で書いたそうです。
上階へと進むと、アインシュタインの論文が多数展示されています。アインシュタインといえばの「E=mc2」を導いている論文がこちらです。
実は超貴重な資料と対峙しています。
アインシュタインの家から真っすぐ西へ3分歩くと時計塔があります。大きいので遠くからでもすぐに分かります。毎時56分から動き出すので、それに合わせてのも良いでしょう。
実際に動く時間に行ってみると、赤い文字盤の右側にある人形たちがクルクルと周っていました!
街を囲む大きな川の外側に、ベルン歴史博物館があります。この中で一番興味深いのは、アインシュタイン博物館でしょう。彼の物理学への貢献度を感じることができます。
中に入った瞬間、ミラー張りの不思議な世界が出迎えてくれました。合わせ鏡の中には自分があちこちにいて、照明と自分と階段とが永遠にぐるぐるしています。
まるでアインシュタインの頭脳の世界?
展示の内容は、アインシュタインの功績についての物が多いです。特に右の写真のルーズベルトに宛てた手紙は、被爆国の日本人からしたら心に残るものです。
手紙はナチスが核兵器を作っている脅威を伝えています。この手紙をきっかけに、アメリカの核開発が進められることとなったのです。
親日だったアインシュタインは、日本への原爆投下で心を痛めたそう。
1週間のスイス周遊が幕を閉じる時が来ました。思い出が多すぎて、アルプスのハイキングがとても前のことのように感じてしまいます。
物価の高いスイスでしたが、その価値が十分にありました。一生忘れない旅になったでしょう。皆さんのバケットリストにも是非入れてくださいね!!
最後までありがとうございました。
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