スペイン9日間の周遊、コルドバに立ち寄った後に、電車でセビーリャまで南下して来ました。セビーリャの観光は1日で終わるのですが、行程の関係で日を跨いだ形です。
セビーリャに来たからには見るものは皆さん同じ。アルカサルとセビーリャ大聖堂。そして、それを囲む 旧市街を満喫すると大満足の観光となります。
- 所要時間:8時間
- おすすめ度:
目次
セビーリャ Day1
コルドバから1時間程でセビーリャに到着。この日は遅いので観光はなし、夕飯だけとなります。コルドバ泊も選択肢ですが、翌朝から行動するには前日移動が楽です。
夕飯は、 グーグルで評価が高いシーフード専門店にしました。長旅の中、肉料理が多くなっていたのであえてのチョイス。店に入ると、大きなショーケースと生け簀、期待大です。
店員さんは親切で、本日のおすすめをたくさん教えてくれました。値は少し張りましたが、カニを一杯に白身魚のソテーという豪華な組み合わせに!


カニはギュッと引き締まった弾力のある身で、程よい塩加減がとても美味しいです。カニ味噌もたっぷりで、その濃厚さを白ワインで流すと 幸せです。
白身のソテーも身がプリッとした新鮮さに、オリーブオイルの自然な味付けが相性抜群で、これもまた 最高。とても良いディナーになりました。
セビーリャ Day2
2日目は朝からメイン観光のアルカサルです。観光客がぞろぞろと吸い込まれて行く大盛況っぷり。 広大な敷地内をオーディオガイドを 片手に、順路に沿って自由に歩くスタイルです。

絶対にチケットはネットで事前に買っておきましょう。
このアルカサルで一番の見どころ がここ。イスラム建築の象徴的な中庭の風景。誰がどう見ても美しく、ず〜っと眺めていたくなります。
この場所だけは人が滞留しないように、係の人に追い立てられながら回りました。
その他の建屋も抜かりなくゴージャスです。グラナダのアルハンブラ宮殿をイメージして作られたらしく、それが伝わってきます。(アルハンブラ宮殿は明日の目的地)




ゆっくり回ったつもりはないのですが、2時間近く観光していました。隅々まで見たくなる凝った装飾ばかりだったからでしょう。建築は人を魅了する ものですね♪
アルカサルからすぐの場所にある、インディアス古文書館です。新大陸発見の記録、コロンブスやマゼラン等の、歴史的に重要な資料が展示されています。
なぜこういった資料があるかというと、セビーリャは大航海時代に外国と交易をして繁栄した街だからです。当時はヨーロッパでも最盛の都市だったそう。


この古文書館はすぐ見終わる小さな建物です。インパクトは小さいですので、史料に興味がある方が記念に立ち寄ると良いでしょう。
ランチの予約は、セビーリャでかなり評判が高いスペイン料理のレストラン「El Pasaje Tapas」です。店内の吹き抜けのテラス席に座ることができました。
ステーキ肉のメニュー表があったので、その中からお肉を選びます。意外と安くて、6€/100gくらいから。欲張って、肉とリゾットを注文完了!


料理の感想はというと、見た目から伝わる 通り、最高に美味しい!リゾットのチーズはたっぷりで濃厚。主役のお肉は、赤みと脂身のバランスが素晴らしく、焼き加減も完璧。

席も料理も、印象深いレストランでした。
次 の目的地は、レストランを探すときにおそらく目にしたはずの、 巨大な大聖堂です。高さ70mのヒラルダの塔もセットで観光 ができます。

スペインで最大の大聖堂らしいです。
・セビーリャ大聖堂
この大聖堂の見どころは、なんと言ってもコロンブスのお墓です。そんなものがあったのかと驚きだと思います。物凄く立派 なんです。
この棺を担いでいるのは当時の国王。国王に担がせている点、アメリカ大陸の発見が、いかに偉業だったのかを思い知らされます。
他にも壮観な内部を見て回るのは楽しいです。大聖堂を見慣れている人も、きっと迫力を感じることでしょう。立派なオブジェや絵画も飾られていますよ。


・ヒエルダの塔
ここの塔への入口は大聖堂から繋がっています。混雑していると順番待ちです。この塔のユニークなのは、階段ではなくスロープで上ること。

国王が馬で上がるためのスロープだったそう。
上がった先の景色がこちらです。さすがは70m、 景色を遮るものはありません。この眺めのためなら、少し頑張ってでも上るのを お勧めします☆


電車の時間までは旧市街を散策 しましょう。おしゃれな 小さな通りにお店がたくさんあるので、ウィンドウショッピングでもカフェ休憩でも、 何もかもが楽しい♪
・紅茶のお店
私が見つけた良い感じのお店を紹介します。茶葉の専門店「Herbolario Esencias de Sevilla」です。香りのよい茶葉の陳列が、 購買意欲をそそります。
ルイボスティーを買って後日飲んでましたが、華やかで甘い香りで 品のある味でした。ルイボスティーはアフリカが原産なので、セビーリャにも良質なものが来ているのでしょう。
・オレンジワイン
セビーリャ名物「オレンジワイン」を飲めるお店を紹介します。オレンジワインとは、白ワインにオレンジの皮で色や風味をつけたワイン。味は甘く、度数が高めのワイン です。
見た目は 褐色のオレンジをしていて、宝石のような 高級感をまとっています。セビーリャ近郊でしか飲めないので、ぜひご賞味あれ。

色だけを意味した他所の"オレンジ"ワインと混同注意。
今宵はついに最終目的地グラナダへと出発です。 次の記事に書きますが、スペイン周遊を締めるにふさわしい「グラナダ」でした!では、 少々お待ちください〜。
END
