スペイン9日間の周遊、2都市目は「マドリード」です。短期でスペインに来た方でも、バルセロナとマドリードの2都市は周ると思うので、行程は参考になると思いますよ。
バルセロナでは建築物を見ることが多かったのに対し、マドリードでは美術館が多くなります。かの有名なピカソの「ゲルニカ」が見られるのもここ!
- 所要時間:2泊3日
- おすすめ度:
目次
マドリード Day1
バルセロナから電車で到着するのはアトーチャ駅という場所になります。そこからまずは中心地の「Sol駅」へと向かい、その付近のホテルにチェックインです。
マドリードの観光においては「Sol駅」を中心とするのが便利です。最初にホテルに荷物を預けて身軽になりましょう。
お昼ごはんは地元で人気の豚骨ラーメンに来ました。えっ!?と思うでしょうが、バルセロナからの行程を見てもらうと、そろそろスペイン料理にも飽きる頃なのです。
というわけで「ラーメンかぐら」に来ましたが、開店前から行列でした。運よく第一陣で入れてラーメンを食することに。そのお味は、日本でも流行りそうなレベル!
ラーメンじゃなくても、好きな所で食べてくださいね!
ここからが観光の始まりです。再びアトーチャ駅の近く戻ってきて、その目の前にあるのが「ソフィア王妃芸術センター」です。(写真の向こうに見えるのがアトーチャ駅)
ピカソのゲルニカが見られるのはこの場所になります。それ以外のピカソの作品やその他著名な画家の作品も多く収蔵されていて、見応えのある美術館になっています。
ソフィア王妃芸術センターから徒歩でたったの10分の所に、プラド美術館があります。世界三大名画の1つ「ラス・メニーナス」がここにあります。
この絵は、明暗を使った遠近法、動作の一瞬を切り抜いた構図などが革新的だったそうです。あのピカソが何度も模写したいうから、もの凄い技法なのでしょう。
他の名画もたくさんあるので、ガイドブック等で予習がおすすめ!
予約した「El Minibar」が臨時休業したので、急遽グーグルマップの評価が高かったこちらの「La Mayor Cerveceria 」に来ました。ビールやワイン等のお酒がとても豊富なお店です。
頂いたのはイカスミのリゾット。すでに多くのスペイン料理を食べていたからなのか、味にさほど驚きはなかったです。しかしお酒たくさん飲むならおすすめ!
スペインと言えばのフラメンコ!「Tablao Flamenco Torres Bermejas」に訪れました。Solから歩いて行ける便利な立地です。そして、ドリンクとショーのセットで38€なのもお手頃。
ショーはかなりの迫力でした。演者が次々と色んなダンスと歌を披露し、目の前のステージからタップの振動が体の中まで響きます。緩急もあって飽きずに見入ってしまいました。
食事のセットもありますが、薄暗いのでドリンクがお勧め。
マドリード Day2
2日目はマドリードを日帰りで離れて、世界遺産の街「トレド」へと行きます。マドリードの前の首都で、今も当時の街並みを残しているため、タイムスリップ感を味わえます!
アトーチャ駅からは鉄道で1本。トレド駅から街までは20~30分歩きますが、タホ川に囲まれた丘の上の都市が迫って来る感じがあるので、楽しい散策になります。
タホ川にかかるアルカンタラ橋を渡って、丘を登って門をくぐると、旧市街に到着!
トレドは時間がなくても絶対に訪れるべき!
トレドを一望するのにお勧めなのが「ソコトレイン」です。45分のツアーで、ビュースポットにさっと連れて行ってくれます。希望の時間に乗れるよう、早めに券を買いましょう。
特にツアーで見応えがあるのが、街の外から眺めるトレドです。トレドが世界遺産になるのが納得できます。異世界の感じがして、この景色は忘れられません。
せっかくなので、ランチはトレドの郷土料理を食べられるお店に。このお店は地元民に人気そうなアットホームな場所でした。店員さんは親切に料理のことを教えてくれます。
勧められるがまま「カルカムサス」という、豚肉をトマトソースで煮込んだ料理を頂くことにしました。お肉が柔らかくてとても美味しかったですよ☆
お昼を食べたら、トレドの目玉「トレド大聖堂」です。外観だとその凄さは分からないですが、入るとその広さと豪華さは、驚くこと間違いありません。
祭壇の大きさと煌びやかさは、他の大聖堂と一線を画します。絵画や装飾が細かくあしらわれているので、ずっと目で追っていられるほどに面白いです。
10€もする大聖堂は珍しいですが、その価値あり!
大聖堂の後になぜ小さな教会に?と思うでしょう。それは、エル・グレコの絵画「オルガス伯の埋葬」がここにあるからです。プラド美術館にも収蔵されている程の画家です。
人物が縦長だったり輪郭が強く出ていたりと、好みが分かれる絵だとは思います。アメコミにありそうなタッチが見ていて不思議と楽しいです。
教会から歩いてすぐのところに、マサパン(マジパン)のお店があります。実はマサパンもトレドの名物菓子なのです。その名店「Marzipan Conde」に立ち寄りましょう。
ホールサイズのマサパンは初めて見ました。さすがに食べれないので、一口サイズのものを買い歩きながら食べました。
マジパンにありがちな、くどい甘さは皆無。心地よい食感に風味も豊かで、買ってみて正解でした!
お土産にちょうど良いかも。
街並みが美しいトレドなので、出発までは自由に散策しましょう。お土産屋が通り中にあります。バルでゆっくりするのもアリ。
さあ、マドリードに帰る時間です。トレド駅まで歩く時間も考慮しつつ、街を出発しましょう。
マドリードに戻ってきてからディナーを頂きます。予約必須の人気レストラン「Taberna EI Sur」です。ここは、料理とワインが人気で、更にリーズナブルなことに定評があります。
生ハムとサーモンとアボガドのサラダ、それからサングリアを頂きました。噛むほどに味が出てくる生ハムはさすがの本場!サラダは新鮮でお酒がすすみます。
写真のサングリア、続いて赤ワインを飲みました。どれもスペイン感あふれる陽気で華やかな味わいでした!大満足のお店です。
マドリード Day3
マドリード王宮は世界の宮殿でも有数の大きさを誇っています。当然、内部の装飾も豪華極まりないです。贅の限りを尽くし、美術的にも美しいので大変見応えがあります。
残念ながら写真がOKなのは入口の間までなので、ご自分の目でぜひ楽しんでください!
時間指定のチケットを買っておきましょう。
王宮の目の前には、少し女性的な優美な建物があります。「アルムデナ大聖堂」と言い、元々は王妃の墓所として建てられ、今では大聖堂となっています。
王宮の正面に位置しているため、上がって王宮を望んだり、また、街を眺めることが可能です。
大聖堂の天井は高くて、カラフルな装飾が施されています。大聖堂にしては面白いデザインなので、大聖堂をたくさん見てきた方でも面白いでしょう。
時間があるなら、立ち寄ると良い場所。
お昼はこれから観光する方面に移動してから。このレストランはレトロでなかなか風格のある空間です。ここでは、マドリード名物「Callos a la Madrileña」を食べることに。
この料理は簡単に言うと、トマトのもつ煮です。ホロホロに煮込まれたモツは、綺麗に処理されているから臭みがなく、トマトのベースとちょっとした辛みがクセになる味。
マドリードに来て3つ目の美術館です。ここは有名な画家の作品が集結しているのが特長です。ピカソ、ドガ、ゴッホ、時代や場所を超えた画家の作品が一挙に見られます。
常設展にくわえ特別展でも、見応えのある作品をよく催しています。行くタイミングで違うものを鑑賞ができるのも利点です。
ここまで観光スポットは十分に周ったので、ゆったりお散歩して休憩しましょう。コーヒー片手にマドリード市民が寛いでいる、巨大な公園があります。
全部周ろうとすると逆に疲れるので、公園の中心にある大きな池を眺めに行くくらいが最適です。現地民の気分を味わうことができます。
マドリードも残り滞在時間は僅か。お土産等のショッピングの時間です。ソル駅まで戻って来て、メインストリートを散策します。
自由に歩くと楽しいのですが、次に行く「サン・ミゲル市場」の方に歩いて行くと、着いた先でグルメが待っててお勧めです。
歩き始めてすぐにある「Turrones Casa 1880 MAYOR」はヌガーが有名なお店です。試食をすることができるので、お土産を選びやすいですよ。
マドリードのグルメでこの場所は必須です。屋根付きの市場に店舗が詰まっています。気に入ったお店で飲み物やタパスをゲットして、テーブルに着くだけ。
オイスター、生ハム、スペインワイン。地場の色んな物をちょこちょこ食べられるのが最高!清潔感があるのも安心ですよ。
活気が凄くて、いるだけで楽しい☆
スペインに来たからには闘牛が見たいという方。闘牛は夏季限定ですが、旅程に入れても良いでしょう。最後の回は19時まであるので他の観光とバッティングしにくいです。
マドリードは2回行ってるので、私も夏の時は観に行きました。下はその時の写真です。牛が人を襲うので、大惨事にならないかとヒヤヒヤしました。
マドリード Day4
2泊3日なのに、何をやったか覚えられない程に思い出が増えるマドリードでした。スケジュールがタイトだと感じた方は、適度に省いて調整してくださいね♪
次はコルドバ経由してセビリアへと向かいます!まだまだ旅は道半ばです。
END
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