スイスで最古の街で、それが5000年前からあるというから気になりました。その街の名はクール。
小さい街の中に、博物館や大聖堂があります。見どころは少なめで、ほとんど街のメインストリート沿いにあります。のんびり一周歩いて回って街の雰囲気を楽しむことができたので、紹介したいと思います。
- 所要時間:3時間
- おすすめ度:★☆☆
クールをふらっと一周
クールはメインストリート沿いに、たくさんの商店が並んでいます。スイス最古の街といっても、お店等は近代的です。
この通りを進んでいくと、市役所→聖マルティン教会→レーティッシュ博物館→大聖堂と、見どころを網羅することができます。
500年以上現役という市役所が通りの左手に現れます。500年前といったら、日本だと室町時代からここにあるということになります。それにしては外観が綺麗なので、リノベーションはしているのでしょう。見学できないので外観を見て終わりですが、もし一番古い部分が残されているなら見てみたかったです!
市役所を後にし道なりに歩くと、時計台と並ぶ教会が見えてきます。外観はとても質素で小さな教会です。しかし、中に入ると綺麗なオルガンとステンドグラスが目に飛び込んできます(^^)。この建物も市役所と同じで約500年前からあるそうです。今も昔も、街の人々と密接な教会なのだろうと伝わってきます。
聖マルティンの脇の道を裏に抜けるように歩いて、少し坂を上ると、レーティッシュ博物館が見えてきます。ここでは、考古学的展示物を見ることができます。さすがに5000年の歴史があるだけあって、展示されているものは日本の縄文時代を思わせるような古さです。どこの国でも、その時代は似たような土器を使っているから面白いです。
私の場合はさらっと30分で終わりましたが、考古学に関心が強い方は、けっこう時間を使うかもしれません。
レーティッシュ博物館を過ぎると、すぐに大聖堂の入口が見えています。この建物の下にある細いトンネルを抜ける感じが、中世っぽくて好きです(^^)。
上がっていくとすぐに大聖堂があります。大聖堂と言っても街に見合ったサイズ感です。先ほどの聖マルティン教会よりは大分大きいですよ(^^)。
中に入ると、ステンドグラス・フレスコ画・オルガン等、目を引くものが入口から奥までズラっとあります。外観からは想像できないくらいに中が豪華で驚きました(@_@)。色とりどりの内観なので、どこを写真に撮ったものかと悩みました。
きっと昔はかなり栄えていた街で、財政的な余裕もあったんだろうなと推察されます。わりと近代的な部分もあったので、今でも重要な大聖堂であることが分かります。
大聖堂の脇を通ると、街の外側の道に出ます。そこからはアルプスの山を背景にした街が良く見えます。
街の中を歩いている時には建物でアルプスが見えませんでしたが、街の外からははっきりと見えます。ちなみに手前に見えるのはワイン畑です。クール産のワイン、飲んでみたいものです(^^)。一応近くのスーパーで探しましたが、見つけられませんでした 笑。(スイスワインはほとんど輸出されないので、スイスに来たらワインを必ず買っています)
以上で、クール一周は終了です。こういうのんびりした街歩きも良いものですよ!
クールな観光ができる、クールでした!
END