ドイツのザクセン州には、”ザクセン・スイス”と称する国立公園があります。その名の通り、まるでスイスのような大自然が広がっている地域です。
この地域の特徴は、切り立った岩が多いこと。場所によっては煙突のように連なっている奇岩地帯です。
このザクセン・スイスの観光の目玉は、ケーニヒシュタイン要塞とバスタイ橋になります。今回、その両方を訪れてきたので紹介したいと思います(^^)。
- 所要時間:5時間
- おすすめ度:★★☆
目次
ケーニヒシュタイン要塞
ケーニヒシュタイン要塞の特徴
- 岩壁の頂上に位置。
- ヨーロッパ最大級の要塞。
ケーニヒシュタイン要塞に近づいてくると、まずその立地に驚かざるをえません。遠くからの眺めで分かりますが、山の頂上付近の岩壁部の、そのまた頂上に建設されているのです(@_@)。
真下からの写真で分かると思いますが、城壁は天然岩の部分と、人口壁の部分が入り乱れています。この建築が1233年になされたというのだから本当にすごいです!
どうやって作ったんだ?
と思う観光者の気持ちを察してか、要塞の中の博物館では、その様子も展示されていました(^^)。
不安定そうな木の梯子を積み上げて作っています。。。
そして、驚くべきは外観だけではありません。
そのサイズもヨーロッパ最大級なのです。入ってみると中の広大さにびっくりしました。要塞の中には、街エリアと森林エリアがあります。1周するのに1時間近くかかったと思います。
ケーニヒシュタイン要塞の内側
内側には、街のエリアと森林のエリアがあります。街のエリアの建物は、ほとんどが博物館かレストランになっています。博物館には色々な種類があります。当時の兵器、通貨、生活、牢獄など、その展示はさまざまです。
しかし1番目を引くのは城壁からの眺望ではないかと思います。城壁に沿って要塞内を1周できるので、散歩するのは楽しかったですよ(^o^)。
それと、特筆して紹介したいのが、要塞で人気の場所であり、個人的にも面白かった”井戸”です。街エリアのブルンネンハウスとい建物の中に展示されています。
この要塞は山の頂上にあります。つまり、水が流れてくることはない。そのために、なんと152.5mもの深さの井戸をここから堀ったのです!ヨーロッパで2番目の深さらしいです(@_@)。
井戸の建設当時の模型がありましたが、重機がない時代なので、全てが人力です。この途方もない作業をやり遂げた方々には本当に脱帽です。。。
地球の歩き方というガイドブックには、「コイン投下禁止」、「今でも使われている」という情報がありました。私が行った時には、完全にプラスチックの蓋がされていて、コイン投入は物理的に不可能。今も使っているか係りの人に聞いたら、ノーと言われました(^^? 笑。
私が愛用している「地球の歩き方」はコチラ↓
A14 地球の歩き方 ドイツ 2021~2022 (地球の歩き方A ヨーロッパ)バスタイ橋
ケーニヒシュタインから鉄道で1時間ちょっとの所に、バスタイ橋があります。ここは岩の上に架かった橋です。この橋からは、ここ一帯に色がる奇妙な岩を見渡すことができます。
橋の上からの景色も素晴らしいですが、橋を渡り切った後、もしくは前にも展望台があります。そこから橋の方を向くと、橋と岩の両方が見られるので、さらに写真映えします。
御覧の通り、細く切り立った岩は奇妙な形。そして、更に橋を渡すという人工的な迫力が相まって、他では類を見ない光景になっていますよね(≧▽≦)。
なんでも、近くを流れるエルベ川が岩を侵食してこのような形になったらしいです。けど、そう聞いても想像できないくらいに、岩が細長くたくさん立っています。絶対に一生忘れない形の岩山です 笑。
以上がザクセン・スイスの2大観光地の紹介でした。例えば、ドイツの旅行でドレスデンに来られる方は、鉄道とバスで1時間くらいで来ることができます。時間が許せば立ち寄ることをお勧めします。
ドイツの違った顔が見られると思いますよ(^o^)。
ところで何でここに橋をかけたんだろう?人間が1番奇妙。ザクセンでしたっ!
END