オーストリア:ウィーン ~ザッハトルテの発祥地~

ウィーンと言えば、誰もが知る観光地。もちろん見るものが山ほどあります。

その中でも、行く前に1番興味を持ったのは、ザッハトルテの発祥地ということでした。ザッハトルテとは、どのケーキ屋に行っても必ずあると言ってよいほどの、チョコレートケーキですよね。

このザッハトルテを食べること、そしてウィーンの観光地を満喫すること、それらを目的に旅行して来たので、紹介したいと思います。

~ザッハー VS デーメル

ザッハトルテの発祥地として、実は2つのカフェが挙げられます。それが、カフェザッハーとカフェデーメルです。歴史的には、お互いがザッハトルテの発祥を主張していて、裁判で争ったこともある間柄のようです。

ということで、両方見過ごすわけにはいきません。両方のお店に行ってみることにしました!

ケーキの味比べ

カフェザッハー

・カフェデーメル

両方ともケーキの見た目がとてもよく似ていますね。

さて、両方食べた私の感想は、「ザッハーの方がおいしかった」です。こちらの方が甘さが控えめで味が上品でした。デーメルの方が、クリームに少し砂糖のシャリ感が残っていて、甘さを強く感じる構成になっていました。チョコの苦味もデーメルの方が薄かったので、私の好みはザッハーとなりました。

店内の比較

カフェザッハー

カフェザッハーは、ホテル・ザッハーに付属するカフェです。なので、宿泊者に朝食も提供したりしています。

店内は、座って落ち着いてその空間を楽しむように設計されています。深紅色がトレードマークで、その色を基調として、壁は美しい装飾で彩られています。ハイクラスな印象が拭えません。

・カフェデーメル

カフェデーメルは単独のカフェであり、また、ケーキとチョコレートの店です。

そのためか、単独であるデーメルの方が、その商品ラインナップも豊富です。店に入ると、カウンターの向こうでお菓子を作っている光景が繰り広げられています。

カウンターにはできたてのお菓子がたくさん並んでいて、どれを注文すべきか悩んでしまいます。お土産コーナーには、箱に詰まったお菓子もたくさん売られています。店内を歩いて楽しいのが、デーメルの強みでしょう。

ザッハーVSデーメルの軍配は?

以上より、どちらも違う個性を持っていることが分かりました。よって、一概にどちらのカフェに行くべきだとは、とうてい言えそうにないです。。。

両方行くのが良いのではと思います!!

結論付けられなくてすみません 笑。

ちなみに、デーメルはアマゾンでも売っているようです。ご興味があれば(^^)

~ウィーン観光

初めに言いましたが、観光地がほんとうにたくさんありました。そしてどれも必見です!!その中でも私が特に気に入った場所(黄色い線のとこ)、について紹介したいと思います!(^^)! 

なお、リスト内は私が行った場所です。まだまだ行ききれてないので、再度行く必要がありそうです 笑。

  • 国立オペラ座
  • 王宮
  • スペイン乗馬学校
  • アウグスティーナ教会
  • 国立図書館プルンクザール
  • シュテファン寺院
  • 美術史美術館
  • ベルヴェデーレ宮殿
  • シェーンブル宮殿

スペイン乗馬学校

白馬が音楽に合わせてダンスを見せてくれます。馬が踊ると言うのはどういうことなのか?と見るまでは想像できませんでした。

見てみると圧巻。騎手の巧みな操作に合わせ、馬がステップを踏むのです。前足を上げたり、後足を上げたり、後足立ちからのジャンプ、を披露したり。いろいろな技を繰り広げてくれました。水族館で見るイルカショーの馬バージョンという所です。これはなかなか他で見られないと思うので、外せないスポットだと個人的に思いました。

国立図書館プルンクザール

一言で、「美しい」と表現するのが似つかわしい王宮図書館です。

その時代、紙には羊皮紙が使われており、本はとても高価なものでした。そのためなのか、本の一冊一冊の出来も重厚感があり、装飾も素晴らしいです。そして、それらを陳列する図書館なわけですから、そこは大変貴重な空間だったに違いないです。

それがビンビンに伝わってくるほど、図書館の内装は緻密で、大理石が使われていて、天井は美しい絵画で彩られていました。絵画は図書館の建築と合わせたのでしょう、壁のデザインと絵が繋がるようになっています。

そんなに広くないので、20分位で十分です。そういう意味でも、立ち寄ることを強くお勧めできる場所です。

ベルヴェデーレ宮殿

この宮殿の見所は、オーストリアの画家グスタフ・クリムトの作品です。

写真のように油絵の上に金箔を施したのが特徴で、一瞬で目を惹く作品です。金箔を使ってゴージャスでありつつ、対象にはどこか憂いをまとわせています。。。

他に類を見ない作風なので、普段からよく美術館に行っている方でも、間違いなく楽しむことができます!というか、私がそうでした!

~名物料理

フィグルミュラー(Figlmüller)

巨大シュニッツルで知られる、ウィーンで一番有名なシュニッツェルのお店です。シュニッツェルとは、牛や豚肉を薄く引き伸ばしてパン粉で揚げたもの(≒カツレツorとんかつ)です。

予約しないと入れない程、店内は混んでいました。運ばれてきた最初の感想は、「思ったよりもでかい」でした 笑。

シュニッツェル

味はと言うと、このお店は豚肉を使っているので、とんかつみたいな感じです。もちろん美味しいです。

付け合わせのポテトサラダは、甘いタレがかかっています。日本のポテトサラダとは全く違います。シュニッツェルは大きくて味が単調なので、たまにこのポテトサラダを挟むことで、ガツガツと食が進みます(^-^)。

ちなみに、ウィーンの名物はウィンナーシュニッツェルなのですが、そちらは仔牛肉です。そのメニューもありましたので、間違わずに食べたい方を注文しましょう!

ザルム ブロイ(salm bräu)

こちらはブリューワリー(ビールの醸造所)でもあるレストランです。クリムトの絵画があったベルヴェデーレ宮殿のすぐ横なので、見終わった後に立ち寄ることができます。

ここではビールの飲み比べが楽しかったです。見ての通り5種類のビールとその説明書を渡され、特徴について理解しながら味を堪能します。

オーストリアビール
ターフェルシュピッツ

いやーーどのビールも最高です。歩き周って疲れている体にしみます(> <)。

ドイツに住んでいるので、美味しいビールはたくさん知っています。そして、このオーストリアのビールは、ドイツよりも少しあっさりしているのですが、その飲み口がとても好みです。麦がとても香ってくるのも良いです。脂っこい料理に合うと思います!!

巨大シュニッツェルを先に食べていたので、こちらではターフェルシュピッツを注文しました。これもオーストリアの名物です。牛肉をブイヨンで煮込んだものです。

肉がとても柔らかくて、スープも肉の出汁がしっかりついています。ビールの飲み比べセットもあっという間になくなりました(≧◇≦)。

というわけで、

1回じゃ周り切れない観光地、ウィーンでした!

END




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