クロアチア:プーラ ~半島の先っぽにローマ時代~

プーラという町は、イストラ半島の最南端にあります。イストラ半島というと、クロアチアとイタリアの国境の近くにある、地中海に飛びだした半島です。そのためなのかなんなのか、ローマ時代の遺跡が残っています。マイナーだけれど楽しい町です。

~プーラでローマ時代を感じる~

円形闘技場

町に入ると、否が応でも目に入るのは、コロッセオ??です。

正確にはローマにあるのがコロッセオですが、こちらも同じ類の円形闘技場の跡です。ローマ時代には剣闘士が戦いを繰り広げられていたということです。

にしても、けっこうな迫力だと思いませんか?所々の修復はあるにせよ、わりと当時のままが保存されているので、リアルにローマ時代を想像できます。真ん中に立って、写真も撮ることもできますし、観客席の間を縫って歩くこともできます。

今でも音楽祭などのイベントを行ったりしているようなので、なお現役ということです。1世紀からずっと人々が集ってきた場所なのかと思うと、恐れ多い気持ちになります(;'∀')。

町歩き

町は小さいので歩き易いです。海沿いは基本的には近代的なアスファルト道路なのですが、一歩内側に入ると、石畳のローマ時代の面影を残した小道が広がっています。両サイドにはお土産ショップやレストランが所狭しと観光客を待ち構えています。

アウグストゥス神殿

広場に出ると、当時の神殿(アウグストゥス神殿)があり、再度ローマを感じます。小さい神殿なので、そんなに特筆することはないのですが、古さはすごく出てます 笑。

~水族館もある公園がとっても綺麗~

市街地から少し離れたところには、ビーチもある、大きな公園があります。そこにはプーラ水族館があります。

海が超綺麗

水族館が目当てでしたが、ビーチに近寄ってみてびっくり。沖縄??ってくらいに水が透き通っています。まだ泳ぐには寒かったですが、足を付けずにはいられないです。プーラのビーチに期待していなかったので、自分の無知を恥じました。後で調べると海水浴で訪れる人も多い場所なのだとか。。。

プーラ水族館

さて、当初の目的の水族館に向かいます。入ってみると、石造りの建物であることが分かります。なんでも、ここは要塞を改築して作ったということです。水族館というと、近代的な建物のイメージもあるので、このコンセプトはとても面白いです。展示数も豊富で、2階、3階、展望デッキと見応えがあります。

そして、この水族館は海洋生物の保護も行っているらしく、ちょうどリハビリ中のウミガメさんに出くわしました。ビデオでもウミガメ以外の生物の治療やリハビリを行っている様子が流されていました。水族館という形にはなっても、この地域の海を守る要塞を未だ担っているのかもしれませんね(≧▽≦)。

~シーフードが感激の美味しさ~

さて、観光地について説明してきましたが、プーラの一番の実力はシーフードではないかと考えています。半島の最南端で地中海に突き出した町です。シーフードが美味しく無かったら嘘でしょう。

Bistro Alighieri

歩き回って疲れたところで、夕飯に訪れたのは、「Bistro Alighieri」というお店です。広場にテラス席がたくさん敷き詰められていて、どうやら人気店のようです。ここではもちろんシーフードを頂きました。

白身魚と海老のグリル
イカ墨リゾット

わお。シーフードってこんなに味がしっかりしてたっけ!?というのが率直な感想です!!(≧◇≦)

エビ、魚、イカ墨、何を取ってもシーフードの主張がすごいです。(後日、家で冷凍エビ食べた時に、「味がしない。。。」と感じました 笑。)

もちろん全然臭くありません。シーフードの旨味が爆発しているだけです。先ほど綺麗な海も見ているので、そこで獲れたシーフードかと思うと、食もどんどん進みます。

Farabuto

翌日の昼に訪れたのは、「Farabuto」というお店です。丘の上のレストランで、雰囲気が落ち着いていて、きっと会社の飲み会とかで使われるんだろうな~ と想像しちゃうような、カジュアルであり、落ち着いたレストランでした。

魚介の前菜
カニのパスタ

料理が盛られいる器が和風だったり、南蛮漬けみたいな料理があったので、和食に影響を受けてるに違いないと思います。もちろん、日本人の口に合います!タコのマリネや白身魚の刺身がありました。シーフードというか、「魚介」という言葉がしっくりくる印象です。カニのパスタも頂きましたが、濃厚でカニ味噌もたっぷりで、頬が落っこちそうです(´艸`*)。

プーラではシーフードを絶対食べましょう!!!

地中海に片足突っ込んだ町、プーラでした

END

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA