モトヴンはクロアチアのリストラ半島にある、丘の上の小さな小さな町です。「モトヴン」という言葉自体にそういう意味があるらしいです。
近郊には、ブドウ畑やトリュフが獲れる森が広がっているので、旅の拠点として立地が良いです。私もそれが理由でここに宿泊しました。(トリュフ狩りについてはコチラ)
モトヴン自体はとても田舎で、ホテルとお土産ショップはたくさんありますが、大きな見所となると、そこからの景色と城壁くらいでしょうか。
目次
~モトヴン~
町歩き
モトヴンの歴史はかなり古いと調べていました。人が最初に進み始めたのは4世紀で、今の形が完成したのは13~16世紀のことらしいです。
行ってみて、なるほどです。石畳のガタガタ道がすごいです。そして、小型のバンでやっと通れるくらいの路地です。昔からずっとこういう町だったのだと分かります。
頂上付近は住人しか車で乗り入れできないので、ホテルのお迎えが途中まで来てくれましたが、そうでないと途中で行き詰まります(^-^;。
ホテルはVilla borgo(ヴィラ・ボルゴ)に宿泊させて頂きました。
頂上にとても近いので、頂上にある教会とその周囲に広がる城壁を観光するのが簡単です。
チェックインしたら、早速頂上へと歩いて向かいます。
頂上に来ると、教会がありました。閉まっていて入ることはできませんでした。
その横には、この町にしては、大きなお土産ショップがあります。ローカルのワインやリキュールを試飲させて頂けます。
甘くてアルコール度数が強い物が多かったです。いろいろな味があるので、好みのものがあったら買ってみると良いでしょう。
教会の脇を通ると、そこはもう城壁の上です。城壁は一周歩いて回ることができ、10分も要しません。丘から全方向の景色が見られてとても綺麗です。
さて、これで観光地は終わりです。あとは、路地に並ぶお土産ショップを回ったり、カフェで眺めを楽しみながらビールを飲んだりして過ごしました。カフェやレストランはたくさんあります♪
朝食の眺め
さて、あくる日です。ホテルVilla borgoさんの1番素晴らしいのが朝食時です。見てくださいこの眺め。
鳥のさえずりを聞きながら、美しい朝日を眺め、涼しい風にさらされる。自分が空の上にいるような感覚になります。時間がゆっくり流れます。こうやってゆったりと景色を楽しむのが、この地での至福の過ごし方だと思います。
料理の話ですが、朝食はシンプルながらも素材の味がすごくおいしいです。干し肉が有名な地域というのもあり、サラミやハムは、どれも肉の旨味も塩気も脂もバランスが良かったです。
そして、料理のメインは、トリュフオムレツです。この地域はトリュフが有名なので、このトリュフオムレツもとても有名な料理です。食べてみると、さすが!トリュフがガッツリ香ってきます。
う~ん、美味しい!
ちなみに、トリュフオムレツについてはコチラの記事でも紹介しています。さすがにトリュフ狩りの場所で食べた方が、トリュフの味は更に強かったです。でも、そんな本気の場所と比べる方が野暮ですよね 笑。
ここのオムレツもホテルの朝食としてはハイレベルです!
~ワイナリーKabola(カボラ)~
初めに言いましたが、この地はブドウ畑がたくさんあります。つまりワイナリーがあります!車で30分ほどの距離に、Kabolaという、見学+試飲ができるワイナリーがありました。
ワイナリーを目指している時から、ブドウ畑の間を通るのですが、到着すると、その広大さには目を奪われました。
いや~美しいですね。これからここのワインを試飲できると思うとドキドキします(^^)。
ワインの試飲コースは事前に予約しておきました。選んだコースに合わせて、ワインの試飲の数が変わります。私は欲張って1番多い、5種類のコースにしていました。
まずはワイナリー見学から始まります。畑を眺めながら、この地域のワインの説明をして頂けます。
足元には蓋がたくさんあり、その蓋の中が樽になっていて、昔はそこでワインを作っていたということです。ブドウを潰してそこに入れておくだけで、温度が丁度良い感じになって、自然発酵でワインになったらしいです。楽っ!面白っ!
今はその中では作っていないけれど、その作り方を踏襲した方法でワインを作っているとのこと。
で、次は今の樽を見に行くのかと思いきや、見学はそれで終わりでした。短っ!!^_^;。
まあ、いいでしょう。次は試飲が始まります。
屋外にテーブルが準備されていて、広大なワイン畑を眺めながらの試飲です。(日差しが強いので、日焼け止めとサングラス必須です 笑。)けっこうワイナリーには行ったことがあったのですが、このスタイルは初めてです。
そして、ワインだけかと思いきや、干し肉やチーズやパンが凄いボリュームで出てきました。多っ!!!(事前にお腹を空かしておいた方が良かったです。さっき昼ごはんを食べたばかりでした 笑。)
ワインは最初に好みを聞かれ、そして、白と赤が順に運ばれてきました。ペース的には、もはや試飲ではなく食事です!
ワインの味はフランスともイタリアとも違って、初めての味でした。そんなに複雑な味ではなく、単一的です。飲んだことがないブドウばかりだったので、それが面白かったです。
正直な感想だと、イタリアやフランスのワインの方が私の好みでした!!でも、この雰囲気でワインを飲むのは、一生忘れない光景になるので、行くことはお勧めですよ(^O^)。
田舎でのんびりを楽しむ、モトヴン+Kabolaでした!
END