【チェコ:プルゼニ】ピルスナー発祥地|最高のビールを飲める。

ビールと言えば、黄金色の上に白色の泡を想像します。そのビールのことを「ピルスナー」と呼びます。

そのピルスナーの発祥地をご存知ですか?それは、チェコのプルゼニという街です。

今では世界中で飲まれているビールの元祖はここで誕生しました(^o^)。

プルゼニの全体感
  • 所要時間:6時間
  • おすすめ度:★★★

プルゼニ観光

 

言わずもがな、この街の目玉はピルスナーにまつわる観光です。ピルスナーが誕生した歴史的背景を学びながら、その場所を見学します。

出来立てのビールの試飲もあります。←これが最高!(^o^)!。

ピルスナーウルケル醸造所

この街の目玉、ビール工場の見学です。門構えはユニバーサルスタジオジャパンみたいです 笑。

受付で、ガイドさんの元に集合し、ピルスナーウルケルの工場ツアーが始まります。

ツアーの概要はこんな感じです。全部で80分(^o^)。

  1. 展示スペースで、ピルスナーウルケルの歴史や、今までの受賞について教えてもらう。
  2. モルツやホップについてのコーナーに移動する。味見もできる。
  3. 昔の醸造施設を見学する。
  4. 今実際に稼働している、醸造設備を見学する。
  5. ビール樽の保管エリアの見学。
  6. その場で樽から取り出したビールの試飲。

ツアーで知った面白い歴史がありました。なんでも、ピルスナーウルケルの歴史は、
街にあった200近い醸造所をひとまとめにしたことからだそうです。

つまり、ビール作りのプロの英知の結集した結果、この最高のピルスナーが生まれたのです。

そして、参加者全員のお待ちかねは、樽から注がれるビールです!!(≧▽≦)

私は、お昼に「Na Parkan」で、工場直送のビールを飲んでいました。(Na Parkanについては後述)
追いビールなので酔いが回るかと思いきや、意外と平気。ただただ美味しかったです!

樽から直=不純物高ゼロ、かつ、劣化もゼロ。それゆえの高品質なアルコールだからだと思います(*'▽')。

いやー、ビール好きなら絶対に訪れて欲しい場所です。頬っぺた落っこちますヨ。

ビール博物館

ビール博物館には、工場ができる前の、人の手でビールを作っていた時代の製造方法が展示されています。
20分あれば十分の、小さな博物館です。

例えば、ビールの樽作りが展示されていました。
木の板をかんなで削り、鉄を打って丸め、万力で板をはめていく。匠の技です。

樽の中は火で炙ります。そうやって焦げたオークが、ビールに触れることで、
甘く香ばしい香りがビールに移ります。それが、ピルスナーの魅惑の味を演出しているようです。

地下道博物館

地下道博物館は、ガイドさんと回る60分のツアーです。時間になると、ビール博物館の外に集合して始まります。

右の写真が街の地図なのですが、黒い線がたくさん入っているのが分かるでしょうか?

なんと、街の地下全体が繋がっているのです!!

地下には、昔のまま壁や天井がたくさん残っています。頭を打つくらい低い天井もあります。
(ヘルメット配られるのでご安心を。)

この地下は、今では博物館として、昔の服飾品や、調理器具などが展示されています。
その説明を聞きながら、地下を巡ることで、街とビールの歴史を学ぶことができます。

昔は、地下が年中涼しいのを利用して、ビールの保管に使っていたとのこと。ピルスナーの最適温度は7℃だそうです。それをキープするために、氷を山から運んで来て、夏に備えていたようです。
電気がない時代は本当に大変だったのですね(・_・;)。

なお、街でのビール作りは火災や臭いの元になるので、ある時期から街の外に醸造所は全部移されたらしいです。それが今のピルスナーウルケルの初まり繋がったのです。

アドバイス
  • 醸造所と地下道博物館は、ガイドさんと周ります。1日3回程しか催行されていないので、事前にネットで予約しましょう。
  • チケットはコチラから全て買うことができます。
  • ネットで予約しても、受付で紙のチケットに交換する必要があります。早めに到着しましょう。
  • ビール博物館と地下道博物館は、それぞれ300mlのビール券が付きます。ビール券は紙のチケットに交換した時に渡されます。後で紹介する「Na Parkan」を含め、いくつかのレストランで使えるので、レストランに行く前にビール券を入手しましょう。

レストラン

Na Parkan (ナ・パルカーヌ)

この街に来て、絶対に外せないのはこのレストランです。ビール博物館と併設されています。

ここでは、工場直送のピルスナーウルケルを飲むことができます。
ピルスナーはフィルターとアンフィルターを選べます。人気はアンフィルターです(≧▽≦)。
フィルターすると、ビール内の酵母の量が減って、すっきりした飲み口になります。

私はどちらも飲みましたが、どちらも最高というか至高でしたヨ!
まず、泡がクリーミーを通り越して、クリーム。こんなにきめ細かいビールの泡は初めてでした!!
泡だけメニューもあるくらいです。(プラハを紹介した時に、ビールの泡だけを「謎メニュー」と呼んだこと謝ります 笑)

ビールの味はとってもフレッシュ!果物ジュースでもないのに、フレッシュという言葉がピッタリなんです。
樽の香りも、フルーティーな香りも、複雑に交じり合っていて、苦みも甘みも最高のバランスです。
こんなに美味しいビールは初めてです(≧▽≦)。

ちなみに、料理も美味しいです。豚肉を焼いたものを食べました。付け合わせのちょっと甘めのマスタードがとってお美味かったです。

ピクルスの添え物もたくさんついていました。ビールをゴクゴクしながら、肉とピクルスをつまむというのは、かなりの良かったですよ(^^)v

ビールの頂点を教えてくれた、プルゼニでした!

END

 

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