アール・ヌーヴォーの街、ナンシーに行きました!アール・ヌーヴォーって何?ボジョレーヌーボーなら分かるけど。。。ってレベルの私に、しっかりレクチャーしてくれた街です(^^)
目次
~アールヌーヴォーを観ながら歩く~
まず最初に、アール・ヌーヴォーとは、おおざっぱに言うと、植物の葉っぱや茎をモチーフにしたデザインのことです。そして、このナンシーは街全体にアール・ヌーヴォーがあります。
百聞は一見にしかず。見て行きましょう!
スタニスラス広場
スタニスラス広場はこの街の中心です。そして世界遺産です!
広場には鉄の門が四つ角にあります。その鉄の門が非常に豪華で、そして何を隠そう、そのデザインがアールヌーヴォーを代表する名建築です。
見てください、金色の装飾が門や噴水に張り巡らされてます。そして、その装飾はよく見ると植物のつるのようですよね。
下の方が拡大されていて分かり易いかもです!なるほどって感じじゃないですか?
ちなみに、この広場を作ったのは、エマニュエル・エレです。
リスペクトされてるのでしょう。広場の横にちゃっかり銅像がありました!
LCL銀行
1つ例を見ただけでは、まだまだよく分かりません。
続いて街中からのアール・ヌーヴォーを探しましょう。歩いているだけで、窓辺の欄干が植物っぽいな~というデザインの家々は数多くあります。そして、中でも有名なのは、LCL銀行の建物とのこと。
ちょちょっとお邪魔して、見学しましょう。銀行なので、長居しづらいです笑。
なるほど。天井のステンドグラスに植物を描いてます。あと、全体の模様がなんとなく、タロットカードにありそうなデザインですね。
ふむふむ、装飾品に限らず、そういうのもありなのですね。
そういえば、プラハの画家であるミュシャも、作風がアール・ヌーヴォーだったのを思い出しました。
ナンシー派美術館
ここまで来て、もっとアール・ヌーヴォーを知りたくなった方は、ナンシー派美術館に行きましょう。ナンシー美術館がありますが違います。ややこしい(T_T)。
ここでは、ナンシー派と呼ばれるエミール・ガレ達の作品があります。邸宅になっていて、中の家財、家具、内装の全てがアール・ヌーヴォーです。
正直、植物をモチーフにしたデザインとかよく見るし、普通じゃん?なんかピンとこないな~
と思っていた私も、ここで大量に見ることで、やっと私なりの解釈に至りました 笑。
私なりの解釈↓
「どのデザインも曲線的でありつつ、全体のバランスには秩序があり、それが醸し出す優雅さは、植物のそれから来ている。それがアール・ヌーヴォー!(^^)!」
きっと、自分達がよく目にするデザインにアール・ヌーヴォーが溶け込んでいるせいで、最初はピンと来なかったのだと思いました。
~名物料理~
Brasserie L’Excelsior(ブラッスリーエクセルシオール)
実は、このレストランの内装は有名なアール・ヌーヴォーです。しっかり見学しましょう。食事だからと油断してはいけません 笑。
こちらでは、シュクルートを頂きました。色んな種類の豚肉を、発酵させたキャベツと一緒に、白ワインで煮込んだ料理です。正確には、すぐ近くのアルザス地方の料理です。
アルザス地方は歴史的にもドイツと国境を争っていた地域なので、料理もドイツとよく似てますね。ドイツでも豚肉の煮込みとザワークラフト(発酵キャベツ)は定番の組み合わせです。
いやー、このシュクルート美味しいです!肉はベーコン、ソーセージ、バラ肉とがミックスされてるので、食べ飽きません。ザワークラフトの酸味も肉の重たさを緩和してくれてナイスバランス(^^)b
アール・ヌーヴォーのお勉強、ナンシーでした!
END