”シャンパン”のワイナリーを見学して参りました。フランスのシャンパーニュ地方で作られたワインのみが”シャンパン”を名乗れるのですが、その地の中心はエペルネーという街。
小さな街にシャンパンのワイナリーが軒を連ねています。今回、日本でも有名な「モエ・エ・シャンドン」のツアーに参加してきたので、その体験を綴ります!
- 所要時間:1.5時間
- おすすめ度:
目次
エペルネーは小さな街なのですが、パリから車で2時間という点で旅行者にありがたいです。仮にワインで有名なボルドー地方に行こうとすると6時間かかります。
なので、有名なワイナリーにさくっと行きたい!という方の最初の選択肢になるでしょう。パリ発着のツアーも多数出ていますよ。
ツアー開始まで時間があったので、少し歩いてみました。そこで気付いたのは、どのレストランやカフェも、軒先でシャンパンをアピールしていることです。
お洒落な黒板メニューの"Champagne"の文字に惹かれ、パン屋さんに入ってみることに。
5€くらいのグラスだったので、それほど期待していないかったのですが、凄く美味しい!!酸味が強すぎない、程よい甘みでパンとの相性が抜群でした。
本場となると、こうも違うのかと唸ってしまいました。
フランスでもパン屋にシャンパンは初めて。
いよいよツアーが始まります。入口で出迎えてくれたのは「ドン ペリニヨン」像でした。「ドンペリ」の語源です。この方がシャンパンの発明をしたそうです。
偶発的に瓶の中でワインが発酵したのがシャンパンの誕生らしい!
ガイドさんが来るまでは、エントランスで待つことになります。そこは展示室にもなっていて、目で楽しむことができます。
あのナポレオンがモエシャンをとても好んでいたそうで、今日ここまで有名になる大きなきっかけにもなったそうです。
さてガイドさんの集合の声とともに、ツアーが始まりました。最初はモエシャンの歴史を知るべくムービーを見ます。
中身はシャンパンの誕生秘話から、企業の変遷といった内容です。ルイヴィトンとモエ・エ・シャンドンが合併して、LVMHグループができたという事実には驚きました。
ムービーは撮影できませんでした。
次に地下へと案内されます。この地下こそが、モエシャンやドンペリが保管されているセラーとなります。ガイドさんが言うには、この地下なんと28kmもあるそう。
通路の両サイドには年代の札と共に、シャンパンが綺麗に積み上げられた様子は圧巻です。
この土地の地下の温度や湿度が、シャンパンの醸造に最適なんだって!
ここではシャンパンの作り方についての説明があります。ブドウをワインにするまで、ボトルの中でそのワインを発酵させる方法を聞くのは大変面白かったです。
昔は人がやっていた作業が多少は機械化されているものの、まだまだ人の手が必要な辺り、シャンパンのありがたみを感じるツアーでした。
ツアーの最後はお待ちかねの試飲!
通された部屋では、金屏風の前にシャンパンが並んでいました。今回のツアーでは、スタンダードなモエシャンとロゼの2種類を試飲できます。
さすがはLVMHグループ。ヴィトンのような空気です。
モエシャンは専用グラスへと注がれ手渡されいきます。グラスの奥底から、繊細な気泡が上がっています。
さっそく味わってみると、スッキリしていて、甘さは抑えめ!
気品に富んでいるといえば伝わりますでしょうか。はじける泡は舌の上で主張するのに嫌ではない、むしろ快感なのです。一口で優雅な気分になるのが不思議です。
ナポレオンが愛しただけありました!
試飲を終えるとお土産コーナーへと移動します。見学ツアーの定番です。ただし、ここの売場は一味違います。陳列がまるでブランド品売り場です。
アルコールの勢いもあって、この陳列を見せられると無性に購買意欲をそそられます。とはいえ、お値段はもちろん通常のシャンパン価格です。
ヴィンテージ品もあり、それらは年代により値段が違いました。モエシャンファンなら、選ぶのがとても楽しいと思いますよ♪
最後にツアーの予約方法です。現地に直接行く方は以下の公式ウェブサイトから予約できます。英語ツアーもほとんどの曜日で開催されています。
私が参加したのは、真ん中の「THE IMPERIAL MOMENT」。内容が初心者向けで、費用を抑えることもできます。こちらでも満足度は高かったですよ。
パリからの送迎が欲しい場合は、現地ツアー大手のベルトラが良いでしょう。日本人向けのツアー会社で安心です。何度かお世話になりましたが、いつも素晴らしいツアーです。
貸切】シャンパーニュ地方 モエ・エ・シャンドン見学&世界遺産の町ランスを自由散策<試飲2杯付/日本語アシスタント選択可/パリ発着>
日本語アシスタントも選べますし、ランスという街を見学する時間があるのが良いです。ランスは色々な種類の教会を一度に見てみたい方にお勧めの街です。
シャンパンツアーをぜひ観光に組み込んでみて下さい♪
さあ、最近増えてきたワインについての記事でした。フランスではボルドーやブルゴーニュも周りましたので、その体験記もそのうち紹介します。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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