【シチリア島:パレルモ】観光名所を巡るモデルコース!見所やおすすめのレストランを教えます。

『パレルモ』はシチリア州の州都。異文化と歴史の情緒だらけの街に、たくさんの世界遺産があります。少し足を伸ばせばに美しいビーチもあり、リゾート+観光にもってこい。

今回の旅では3日間でパレルモを一通り見て周りました。旅行を計画している方は、私の旅程を参考に自分のコースを作ってもらうと良いでしょう!

にゅるん
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私のシチリア周遊の最終章が「パレルモ」でした。

パレルモの全体感
  • 所要時間:2泊3日(アグリジェント日帰り込みなら3泊4日)
  • おすすめ度:

パレルモ Day1

到着 (11:15)

シラクーサからバスで3時間15分かけて到着しました。降りたのはパレルモ駅の目の前。この街の中心はクアットロ・カンティという十字路(広場)なので、まずはそこを目指します。

歩き始めるとすぐに、今までの街とは活気が全く違うのに気づきました。完全に都会です!

クアットロ・カンティは四方を彫刻のある建物に囲まれた十字路でした。どの方面に歩き出しても観光地という立地なので、人の往来が凄いです。

にゅるん
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ホテルはクアットロ・カンティ周辺にしておくのが便利ですよ。

カテドラーレ(パレルモ大聖堂) (14:00)

チェックインと軽食を済ませたら、ハイライトの一つ『パレルモ大聖堂』へと向かいました。クアットロ・カンティからまっすぐ歩いてたったの5分でした。

大聖堂は道沿いに突如現れる巨大な建物。迫力が凄く、最初は大聖堂というよりお城かと思いました。

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中へと入りチケットを購入します。何か所を見学するかにより値段が異なりますが、一番高い「4か所券(宝物庫、霊廟、クリプタ、屋上)」にしておきました。

大聖堂の中はぐるっと歩けるようになっていて、別料金エリアの入口が数か所あります。4か所券を買ったので順番に見て周ることにしました。

大聖堂内

・皇帝と王の霊廟

大聖堂の一角に、大きく目立つ霊廟が4つ並んでいました。屋上に上がる入口のすぐ手前です。物々しい雰囲気の霊廟は過去の皇帝を祀っています。

霊廟

・屋上

屋上へと上がりました。(屋根上の通路は狭いため、並んで交代で入る形式)

上がるとすぐに最高の見晴らしです!眼下にパレルモの街。また、屋根までしっかりと美しい大聖堂に感動。イスラム文化を強く感じる建築でした。

・宝物庫

続いて宝物庫へ。ここのメインは「コンスタンツァ2世の王冠」です。金と宝石をたくさん使って作られているので、とても見応えがあります。

にゅるん
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良い物は廃れないのですねー。古いというより歴史を感じる王冠でした。

・クリプタ

宝物庫からさらに下に行くとクリプタがありました。石棺がずらりと並んだ広い通路があります。立派な彫刻を施された物もあり、地位の高い人が葬られているのがうかがえます。

クリプタ

大聖堂を一通り見学を終えると1時間がたっていました。他と比べても、大変見応えのある大聖堂でした!

マルトラーナ教会 (15:30)

さて、クアットロ・カンティ付近まで歩いて戻ります。その近くには『マルトラーナ教会』という、これまた世界遺産があるからです。

入ってみると、先ほどの大聖堂とは打って変わり、こじんまりとしていました。下の写真がほぼ全体感です。

マルトラーナ教会

小さいとはいえ、装飾の豪華さには思わず息を飲みました。金ピカの中に鮮やかな色がのっていて、いわゆるビザンチン様式です。本当に美しいです。

にゅるん
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目の前の「サン・カタルド教会」と入場券がセットでした。

サン・カタルド教会 (15:50)

マルトラーナ教会の目の前にあるこちらも世界遺産です。入ると先程よりも狭く、煌びやかさもないです。むしろ屋根が印象的で、このドームはイスラム支配だった証だそうです。

シチリア州立美術館 (16:30)

サンカタルド教会から10分歩くこと10分。シチリア州立美術館に到着しました。元は宮殿だった建物を使っているので、趣のある外観です。

中に入ってみると順路があります。いきなり大きな壁画「死の凱旋」が目に留まりました。吹き抜けの2階からでもはっきり見えるくらいに大きい!

にゅるん
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「死の凱旋」不気味だけれど、その意味深な感じが記憶に残ります。

順路を進むとすぐに「エレオノーラの胸像」がありました。衣服の繊維や肌の質感まで表現しきっている精細な彫刻です。今にも動き出しそうなくらいにリアル。

そして2階に上がると「受胎告知のマリア」がありました。輪郭の柔らかさや立体的な構図が人そのもの。優しそうなのに何も表現しない表情が、澄んだ内面をも覗かせています。

美術館の見学は1時間もかかりませんでした。歩き疲れているこの時間にちょうど良い広さと言えます。

この後、夕飯までは休憩を兼ねて街の中をぷらぷらしました。賑やかな街なので楽しいですよ。

ディナー:ヴッチリア市場 (20:00)

夕飯はレストランではなく、ヴッチリア市場で食べました。夜は大賑わいの場所で、この雑多な感じがより現地感をより味わえて気分が高揚します。

食べたのはシーフードスナックとシチリア名物パネッレ。パネッレとはひよこ豆をすり潰して揚げた物で、それをバーガーにして食べるのが一般的だそうです。

にゅるん
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癖になるような味で、まさにB級グルメという感じ!

パレルモ Day2

アグリジェント日帰り観光

2日目は日帰りでアグリジェントへと行きました。8:43発の電車に乗り、アグリジェント駅には10:47に到着です。アグリジェント観光についてはこちらに記しています↓

【シチリア島:アグリジェント】神殿の谷で古代ギリシアの遺跡を巡る。パレルモからの日帰り観光!

パレルモ Day3

いよいよシチリア観光も大詰め。パレルモの最大の名所、パラスティーナ礼拝堂に本日行きます。その前に、現地の人の朝食を味わいに市場からスタートです。

バッラロ市場 (9:00)

バッラロ市場とは現地の人々が食材を買い出しをする場所。なんとその歴史は1000年以上と言うから度肝を抜かれます。

1km以上も道沿いにずっと続く市場を散策してみました。売っている物はどれも新鮮そうで、しかも安いです!かなりのお店があるので、揃わないものは多分無いです。

バッラロ市場

その場で食べられるようなお惣菜、パン、フルーツ等もあるので朝食をとることができます。(お店の人が他店で食べている光景もちらほら見られました。)

私はその場でミキサーしてくれるザクロのスムージーを飲んでみました。実はザクロはシチリアのあちらこちらで収穫される伝統的なフルーツなのです。美味しかったですよ。

にゅるん
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お土産に買った、シチリア産の大粒のオリーブがとても美味しかったです。

ノルマン王宮(パラティーナ礼拝堂) (11:00)

ついにパレルモ最大の見所、ノルマン王宮にやって参りました。広大な敷地の中の一部が公開されています。目指すは『パラティーナ礼拝堂』です。

ノルマン王宮

セキュリティチェックを抜けスタート。1階はテンポラリーの展示室になっていましたが、それほど見応えはなかったので、すぐに2階へと上がります。

2階へと上がると見事なアーチ状の柱で囲まれた廊下を歩きます。この廊下が囲む庭は『マクエダの中庭』と呼ばれています。

廊下

・パラティーナ礼拝堂

さあ廊下の一角に『パラティーナ礼拝堂』の入口です。さっそく入ります。

入ってすぐに、何だこれは!? という金ピカの部屋が待っています。四方八方が金を使ったモザイク画になっているのです!!

豪勢なだけでなく、かなり精巧なデザインがなされており、美術的にも素晴らしいことが素人目にも明らか。壁面には聖書が描かれているのに、建築にはイスラム感が満載です。

シチリアは歴史的にあらゆる国の支配を受け文化が融合しています。この場所こそ、その最高傑作なのではないかという感想を持ちました。

にゅるん
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こんなに黄金かつ美しい部屋は他に見たことがないです。

・ヘラクレスの間

興奮醒めやまぬまま向かうのは3階の『ヘラクレスの間』。ここは今もシチリア州議会が行われている場所です。先ほどとは打って変わって、落ち着いたデザイン。

にゅるん
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天井のフレスコ画がとても印象的でした。

・ルッジェーロ王の間

そしてそして、再度興奮させてくれる場所がその隣のお部屋『ルッジェーロ王の間』。狭い部屋ですが、黄金感が礼拝堂よりも強い!物語的な描写なので思わず見入ってしまいます。

にゅるん
にゅるん

この場所で王様は果たして落ち着いて過ごせたのか疑問です。

どこか違う世界を見てきたような不思議な気持ちになりながら、最後は王宮庭園に出て、ノルマン王宮の見学は終了となりました。

モンデッロビーチ (14:00)

まだまだ、シチリアを最後まで遊び尽くしますよ!午後からはビーチへと向かいました。ビーチはタオルミーナ以来です。14時からだとパラソルが少し安く借りられます。

ここのビーチはタオルミーナよりも人口感があります。かなり綺麗な砂を敷かれていて遠浅になっています。その反面、魚はあまりいません。ゆっくり遊ぶのに適した場所です。

にゅるん
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シュノーケリングをしたい方はタオルミーナがおすすめです!

【シチリア島:タオルミーナ】おすすめの観光をご紹介。ビーチでのんびり&市内観光。レストランはここ!

ディナー:Osteria Mercede (19:30)

グーグル評価が高いので予約したお店です。リーズナブルでかなり美味しいらしいのです。私は白ワインとムール貝スープとメカジキステーキを頼みました。

サーブされたムール貝は凄い量でした(@_@)そして、これがめちゃくちゃ美味しかった!!ヨーロッパではあちこちでムール貝を食べる機会がありましたが、これが一番です。

トマトベースのスープにしっかりと貝の出汁が染み出しています。付属のパンに吸わせて貝と一緒に食べると本当に至福でした。

ムール貝スープ

続いてメカジキステーキ。かなり肉厚の身がこんがりと焼かれて美味しそう。ナイフで切るとすごく柔らかいです。口に入れるとほどよいジューシーさと肉質。

添え物のサラダとのバランスがすごくよく、交互に食べることで、よりいっそう美味しくなりました。

メカジキステーキ

このレストランのおかげで、最後までシチリアを満喫することができました。

にゅるん
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外に出たら人がたくさん待っていました。超人気なので予約は必須!!

パレルモ Day4

出発 (8:00)

空港に向けて出発です。私の場合は朝8時に出発。市内から空港まではタクシーで約30分です。前日のうちにホテルのフロントで予約して配車してもらいました。

ホテルで予約すると50€取られたので割高ですが、とても綺麗なリムジンタクシーで快適でしたよ。

にゅるん
にゅるん

現地手配が不安な方は、ベルトラ事前予約もできます♪

乗るのはヨーロッパ旅行で大変お世話になる、LCCのライアンエアーです。安いし旅先によく飛んでいる印象です。

さあ、これで本当にシチリアも最後です。長い記事、最後までお付き合い頂きありがとうございました!!

にゅるん
にゅるん

シチリア周遊は素晴らしい観光だったので、是非行ってみてください☆

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