【チェコビーズ】世界中で愛されている理由とは!?

先日、 ヤブロネツ・ナド・ニソウ に行ってきました。そこはチェコビーズで有名な街です。たくさん綺麗なビーズを見ることができて本当に楽しかったです(^^)。

そして、ふと疑問に思いました。なぜチェコビーズは世界的に有名なのか?

好奇心の赴くままに調べてみると、意外と興味深かったので、紹介しようと思います!(^^)!。

チェコビーズが有名な理由

結論

ビーズマン
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何はともあれ、まずは結論。詳細は後述するぞ。

  • チェコビーズは透明度と屈折率が高い。
  • 主成分の一つである炭酸カリウムが透明度と屈折率を上げている。
  • ガラスの原料であるケイ砂の透明度も高い。

チェコビーズはボヘミアガラス

チェコビーズを理解するためには、ボヘミアガラスを理解する必要があります。というのも、ボヘミアガラスの技術を駆使して作った、穴が開いた小さなガラス玉が「チェコビーズ」なのです。

ビーズマン
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つまり、ボヘミアガラスが有名な理由=チェコビーズが有名な理由になる。

では、ボヘミアガラスの特徴を見ていこう!

ボヘミアガラスの主成分

ボヘミアガラスとういのは、”ボヘミア”という地域から付けられている名前です。これをガラスの種類に言い換えると、「カリガラス」という分類になります。
そして、私達が通常みかけるガラスは「ソーダガラス」と言います。

ビーズマン
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つまり、「カリガラス」と「ソーダガラス」を比較すれば、カリガラス(=ボヘミアガラス=チェコビーズ)の特徴が分かるわけだ。
ここまでの論理展開、大丈夫かな??

ソーダガラスの主成分

  • ケイ砂(SiO2
  • 炭酸ナトリウム(NaCo3
  • 炭酸カルシウム(CaCO3

カリガラスの主成分

  • ケイ砂(SiO2
  • 炭酸カリウム(K2Co3
  • 炭酸カルシウム(CaCO3
ビーズマン
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違いは”炭酸ナトリウム”と”炭酸カリウム”というわけだ。

ちなみに、我々も炭酸飲料のことをソーダと呼ぶだろう。だから、ソーダガラスの「ソーダ」は”炭酸ナトリウム”から来ている。カリガラスの「カリ」は「炭酸カリウム」から来ているのさ。

それぞれの成分の役割

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少し寄り道になるが、それぞれの成分の意味を理解しておこうか。それを知らないと、ただの文字の羅列にしか見えないからな 笑。

  • ケイ砂(SiO2):
    ガラスの原料。透明な物体はここから来ている。

  • 炭酸ナトリウム(NaCo3)or 炭酸カリウム(K2Co3):
    ガラスを作る時、ケイ砂を熱で融かしてから固める。通常だと1700度必要だが、炭酸カリウムを入れると1000度で融けるようになる。工程が楽になる。

  • 炭酸カルシウム(CaCO3):
    上記の炭酸ナトリウム(炭酸カリウム)は、ガラスを水に溶けやすくする副作用がある。そこで、この炭酸カルシウムを入れることで、水に溶けるのを防ぐことができる。

炭酸カリウムの特徴

炭酸カリウムが炭酸ナトリウムと同じ役割(1000度で融ける)を実現することは共通です。では、他に何が違うのでしょうか。

それは、炭酸カリウムには、ガラスの透明度を高め屈折率を大きくする働きがあるのです。つまり、これこそが、ボヘミアガラスを美しくしている根拠になっているのです。

ビーズマン
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屈折率が大きいと、光が反射しやすい。ガラスの内側でも外側でも反射するので、キラキラ見えるわけだ。ダイヤモンドも、屈折率がとても高いのだよ。

補足だが、ボヘミアのケイ砂も優秀なんだ。近郊のシレジア山脈で獲れたケイ砂は鉄分が少なく、透明度が高い。

炭酸カリウムを使い始めた歴史的背景

ボヘミアでも、昔は炭酸ナトリウムを使っていました。炭酸ナトリウムは植物の灰からとれます。また水に溶ける物質なので、干上がった湖からもとれたのです。

当時、ボヘミアでは炭酸ナトリウムをエジプトから輸入していました。エジプトには干上がった湖がたくさんあったからです。しかし問題がちょくちょく起こるようになりました

それは、輸入の長い道のり、途中で略奪に合うことも珍しくなかったのです。

その結果、自分たちで代わりになるものを探し、木の灰からとれる炭酸カリウムを使うようになりました。怪我の功名で、たまたま使い始めた炭酸カリウムがガラスを美しくしたのでした。

ビーズマン
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略奪はオーストリアのチロル地方だった。そこもガラスの産地で、あの有名なスワロフスキーが創業したところでもあるのさ。つまりライバルから原料を奪っていたのだ。

ウフフフフ。すまん、笑った理由は後で分かる。

まとめ

チェコビーズの特徴は、その透明度と屈折率の高さにありました。それが、他のビーズに比べてチェコビーズの優れている点であり、有名にしている理由です。

透明度と屈折率は、炭酸ナトリウムの代わりに炭酸カリウムを使っているためです。また、近郊で獲れるケイ砂の透明度が高かったことにも起因していました。

ビーズマン
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ガラスの特徴は分かってもらえただろうか。
忘れないで欲しいのは、その裏には職人さんのたゆまぬ努力もあったということ。チェコビーズが無くならないよう、色付けの技術革新なども今日まで続けてきているのだよ。

以上、チェコビーズの深堀り記事でした。

チェコビーズは例えばこんな感じで、日本でも安く手に入ります。アクセサリー作りなどに試してみたら、きっと楽しいのではないかと思いますよ。

【デイジービーズ】チェコ ビーズ ファイヤーポリッシュ 4mm オレンジブルー (約48-50ヶ)

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!

END

ビーズマン
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最後になったが名乗っておく。

私は、スワロフスキー・クリスタル・ワールドの噴水だ 笑。

 

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