ヨーロッパのお土産屋には必ずと言って良いほど蜂蜜があります。ついつい各国で買ってしまいます。。
しかし、灯台下暗し!ドイツのスーパーの蜂蜜が一番充実していることに最近気付きました(◎_◎;)
そこでこの記事では、なぜドイツには蜂蜜が多いのか?味はどんなものか?を調査しまとめてみました。
目次
ドイツの蜂蜜について
ドイツの大手、EDEKAというスーパーに来ました。そこの蜂蜜コーナーがこれです。
どうですか?コーナーの広さと、はちみつの種類の多さに圧倒されます。茶、黄、琥珀、黒、ハチの巣入り・・・選択肢が大変豊富です。
花の種類が書かれているので、花によって色が変わるようです。また、産地もさまざまで、ドイツ各地のものに加え、輸入品もあります。
ドイツの蜂蜜を食べ比べ
早速気になる物をいくつか買って帰り、味を食べ比べてみます。まずは「純正ドイツ産はちみつ」です。
<ラベル情報>
本物のドイツのモミとトウヒの蜂蜜。この貴重で珍しい蜂蜜の特産品のために、ミツバチはモミとトウヒの木から、何十億もの小さな甘露の滴を集めます。それは、強くてスパイシーな味わいを作り出します。苦みのある甘さに、自然で豊かな香り、そして暗く黒い蜂蜜の色。この伝統的な蜂蜜は、蜂蜜愛好家にとって、紛れもない名物です。
モミとトウヒの蜜ということは木の蜜、花ではないのです。ドイツの特産品ということなので、とても楽しみです。
開けてみると、中は黒みがかった色をしています。
スプーンですくうと、粘り気が強く、スプーンで持ち上げても全然途切れません。容器の縁を汚さないように蜂蜜を取り出すのに手こずりながら、なんとか白い皿に移しました。
少量を取り出すと琥珀色になりました。早速テイスティングです。
- 納豆を薄めたような香り
- 黒蜜と似た味
- めちゃくちゃ甘い
- 木のような風味(カブトムシを飼った時の匂いを思い出す)
とっても美味しかったです(^o^)。普段の蜂蜜とは味が違うのも面白かった!これだけでは甘すぎるので、ヨーグルトなどに載せると良さそうです。
次は食べ比べセットです。あえて純正ドイツと書いてないものを買いました。果たして純正ドイツの実力が見えてくるのでしょうか。
写真左「森の蜂蜜」・・EU諸国の混合蜂蜜
- 香りは黒蜜
- 黒蜜にとても近い
- めちゃくちゃ甘い
- 蜂蜜特有の鉄臭さは低い
最初に食べた「純正ドイツ産はちみつ」の木の蜜と似ています。(森の蜂蜜=木の蜜なので当然です)
しかし、こちらは木の香りが低く、よりいっそう黒蜜に近い味でした。わらび餅やかき氷にかけて食べたいです。
写真中央「花のコスチューム」 ・ ・EU内+EU外の混合蜂蜜
- ディズニーランドの「プーさんのハニーハント」の香り!
- 水飴のような味
- これぞ「はちみつ」という甘さ
- 蜂蜜特有の鉄臭さは低い
蜂蜜ど真ん中の味でした!花のコスチュームという名前なので、色んな花が混じった蜂蜜なのでしょう。バニラやヨーグルトにかけて食べたいです。
写真右「山の花」・・EU外の蜂蜜
- シャリシャリする食感
- ポンデリングの外側のような味と甘さ
- 蜂蜜特有の鉄臭さ
- 薬っぽい風味
砂糖のシャリシャリ感が独特です。糸を引く粘り気がなく、スプーンで簡単にすくうことができました。
蜂蜜の鉄臭さが好きな方にはぴったりです。パンにのせれば、ポンデリングのようになって美味しそうです。
食べ比べの結論
- 純正ドイツ産かどうかによらず、全て美味しかった
- 味の違いは、花(または木)の種類による所が大きい
以上のことが今回の食べ比べで分かりました。ドイツのスーパーに並んでいる時点で、味のレベルは担保されているようですね。値段と好みの花を選ぶのが最適そうです!(^^)!。
ドイツ産の木の蜜を食べたい方は日本でも手に入りますよ☆
(おまけ)ドイツの蜂蜜は規格が厳しい
純正ドイツ産の蜂蜜には「ECHTER DEUTSCHER HONIG」と書かれています。その表記があると少し割高です。(500gが1000円くらい)
意味はそのまま”純正ドイツ産はちみつ”です。つまり輸入が安くて、国産が高いということです。実は、純正ドイツ産を名乗るためには厳しい条件があるのです。
- 一切の加工を施してはならない
つまり、砂糖を加えたり、加熱処理して糖度を増すことが禁止されています。もっと細かい酵素の規定なども含まれています。
さすがはルール大国ドイツです。(交通ルールは山のようにあり、ビールにはビール純粋令があります)
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