ヨーロッパでは、コーヒーやエスプレッソがより日常に溶け込んでいます。例えば、コーヒーマシーンがオフィスにあるのは当たり前で、従業員は無料で飲むことができます。無いと逆におかしいくらいです!
他にも、日本のコンビニにあるようなコーヒーマシンが、スーパーや高速のサービスエリアに設置されています。日本のように、缶コーヒーやカップコーヒなど、コーヒーという名の全く違う味の物を自販機で提供してるなんてことはありません。
そんなコーヒーに拘りが強いヨーロッパに染められれて、私も家でエスプレッソやコーヒーを飲むひと時を大切にするようになりました。
目次
コンロで作るエスプレッソ
エスプレッソと聞くと、エスプレッソマシーンが必要だというのがまず頭に浮かびます。毎日飲みたいくらいエスプレッソが好きなわけではないので、もっと場所をとらない手軽なものはないのかと、私は思っていました。そんなときに、見つけたのがこちらでした!その名も、マネキッタです。
マネキッタの使い方と仕組み
使い方は超簡単!コーヒー豆(挽いたもの)と、水があればエスプレッソを作れます。
まず、写真ようにマネキッタは上下に分解できます。
- 左のフィルターのとこにコーヒー粉を入れる。
- その下に水を入れる。
- 上下をくっつけてコンロにかける。
- 上のポット内にエスプレッソが完成!
え!?どういう仕組み??って感じですよね 笑。
実は、コンロにかけることで、下側の容器内は水が水蒸気になることで、気圧がどんどん高くなっていきます。
すると、その高圧になった水蒸気がコーヒー粉の中をとって、上側のポット部分へどんどん上がってきます。
そう、よくよく観察すると、上下は完全には分かれておらず、小さな穴が無数に開いていて、それがフィルターになってるのです。よって、高圧の水蒸気がここを通って、上へ入ってくるわけです。
エスプレッソとは、そもそも急行という意味です。ドリップコーヒーみたいに時間をかけずに、加圧してコーヒ粉の成分をさっと抽出することで作ります。電動だと、電気の力で加圧しますが、マネキッタの場合は、コンロの火力と水蒸気で加圧をしているというわけです。(なんだか火力発電みたい)
というわけで、これはれっきとしたエスプレッソの作り方なのです。味の似た何か別のものを作っているわけではありません!(^^)! てか、1933年に発明されたらしいので、むしろこっちが主流で電動が亜流と言えるかもしれないです。
ちなみに、イタリアではマネキッタが一家に一台あるのは普通です。(大阪でいうタコ焼器です 笑)
コーヒー豆は自分で挽く
さて、冒頭でも言いましたが、ヨーロッパに染められてしまって、私はコーヒーに拘りを持っています。なので、私はコーヒーの粉は自分で挽いています。よく言われる話ですが、挽いたものを買ってくると、すでに風味が飛んでしまっていて、コーヒー本来の美味しさを楽しめません。
ちなみに、私は手動のコーヒーミルを使っています。生活を楽にするのが好きな私が、コーヒー豆を買ってきて、手動で挽く。なんだか、矛盾した人間性な気もしますが、案外苦にならないんですね。
電動でも良いのでしょうが、最初に買ったのがこのコーヒーミルで、豆を挽くのが意外と楽しかったので、なんだかんだずっと使い続けているというのもあります。しかも、電動より家の装飾としてもオシャレなのも、優秀なポイントです。
最後に
今回はお家カフェの話になりましたが、スタバでコーヒーを飲むよりもちろん安いです。それでいて、なぜだか「贅沢」な気分になるのが不思議なんですね。贅沢って、お金を使うことだけでなく、「同じ時間の中で、どれだけ楽しんだり、寛いだりしたか」もきっと大きく影響してくるのでしょう。
エスプレッソを淹れている時間、コーヒー豆を挽いている時間、その豆の香りがアロマのように心身をリラックスさせてくれます。試してみてはいかがでしょうか。
END