チェコにあるチェスキー・クルムロフヴィツェは、世界で一番美しい街と言われています。本当に、城の上から街を見下ろしたら、一発で納得できるくらいに美しい街です。
歩いているだけでもウキウキするような、賑やかな中世の雰囲気。美味しいレストランやビールも揃っている。そして物価も安い。(ドイツより半額くらいの感覚)
こんなに人を魅了する街がチェコにあったのかと、驚きを隠せなかったです。そんなチェスキー・クルムロフを紹介させてください(≧▽≦)。
- 所要時間:6時間
- おすすめ度:★★★
目次
チェスキー・クルムロフ城
チェスキークルムロフ城は街を見渡す高さにあります。そして、ちょうどこの城の下をくぐった所が街の入り口になります。
この城はチェコでプラハ城に継ぐ大きさを誇り、さらに内装は美しく、望む景色も世界一の街です。超好条件のこのお城は、もちろんこの街の必見スポットになっています。
敷地内には、展望台になっている塔があります。ここからの眺めは最高なので、絶対に上ってください!階段を上がる必要がありますが、そんなに長くはありません。
逆に高過ぎないからこそ、絶好の角度から街を見下ろすことができるのです。高すぎると屋根しか見えませんから( ̄ー ̄)。
さあ、展望デッキからの眺めはこのような感じです。
街のカラフルな感じがとっても良いです。
教会の青い屋根、家々のレンガ色の屋根、白や黄の家の壁、街のすぐ向こう側にある山、手前に迫ってくる川、青い空。まるで絵画のように、隅から隅まで計算されて額縁に収まっているかのような写真が撮れます。
これは「世界で一番美しい」と言われても文句ないです。
続いての見どころは城の内部です。しかし残念ながら、内部の撮影は禁止でした。チェコのフルボカー城と同じです( ;∀;)。チェコは撮影に厳しいな~。
【チェコ:チェスケー・ブジェヨヴィツェ】ブドヴァイゼル・ブドヴァル醸造所とフルボカー城を観光といわけで簡単に説明します。城の見学は礼拝堂から始まります。
礼拝堂、寝室、ダイニング、ゲストルーム、使用人の部屋、劇場部屋、黄金の馬車の部屋等、多くの部屋をガイドさんと周ります。その間に、ガイドさんが城の歴史を教えてくれます。
なんでも城の持ち主は何度も入れ替わっており、主な所有でいうと、ローゼンベルク家⇒エッゲンベルク家⇒シュヴァルツェンベルク家だったとのこと。
持ち主が変わる度に当時流行りの建築が取り入れられたことで、年代を超えた様式が混ざり合って調和しているのだそうです。
以下に公式HPの引用写真を載せます。
装飾の中でもあちこちにあって特徴的だったのは、壁のだまし絵です。この城、実は外壁も内壁も、あらゆる所にだまし絵があるのです。例えば、遠くから見たら、窓・ドア・レンガ造りに見えても近くで見たらただの絵なのです。
建築費の節約だとも言われていますが、はっきりした理由は分からないそうです。
個人的にはだまし絵と聞くとインチキくさい印象でしたが、実際で近くに見ると、ウィットに富んだデザインだと感じました。
絵に手抜き感はなく、その絵自体にお金をかけていることが明らかなのです。本当に面白いので、これこそがこの城を唯一無二にしている長所であるとも言えます(^o^)。
だまし絵の例↓
例えばこれは外壁です。
写真の壁はレンガ造りに見える絵を描いています。絵で描いただけの窓もあります。
アーチや柱なども全てが絵です。
けれど、この絵が安かったとは思えないです。城の内外全てにこういったデザインを施してあったのですから!
街中の散策
街の中は狭い路地が続いていて、中世の雰囲気満載です。お店やレストランがひしめいていて、誘惑がとても強いです。雰囲気に飲まれて色々と買いたくなります。
そして、スボルノスティ広場が街の中心です。屋台がたくさん出ていて、物販やチェコ料理の露店が軒を連ねています。
チェコを始め中欧の料理は、肉を大胆に焼いたものが多いです。露店から漂う炭火はたまりません(> <)。その場でジャガイモをスライスして揚げてくれたり、チェコビールを提供したりしています。
私は迷いましたが、昼食は後述するレストランの方で頂きました。胃袋が無限だったらどんなに良いでしょう。。。
広場のすぐ脇には聖ヴィート教会があります。ここは城から見ても目立っていた教会でした。中はそれほど広くはなく、豪勢でもありません。しかし、祭壇やオルガンや彫刻などのクオリティはとても高く、見入ってしまいました。
街の喧騒から神聖な空間に入った感じがして、ちょっとの間座っているととても穏やかになれます。なぜだか日本語で寄付を集める看板があったので、思わずコインを投入しました(^_-)-☆。
レストラン
チェコ料理のお店です。1500年代に建てられたビルの2階部分にあります。
ビールサーバーや樽の管理に拘っているので、チェコビールを頂くには最適です。私はVelkopopovický Kozelの黒ビールを頂きましたが、ビールの管理がきちんとされているのが良く分かりました。
サーバーが汚いと、ビールに雑味が入って美味しくないのですが、ここのビールはとてもフレッシュでした。一口目でも分かりますし、無意識なビールの減りの速度でも実感できます!(^^)!。
一緒に食べたスペアリブは、今まで食べた中でもトップクラスに美味しかったです。塩っ気がきいていて、甘すぎない味です。ほろほろと骨から剥がれて、骨周り特有の肉の赤身の旨さが凝縮されています。
物凄くビールと合います!!
たくさんレストランが多くて迷ってしまう街ですが、ここはとってもお勧めします(^o^)/。
もう一つ、街の外れにあるビール醸造所兼レストランの Pivovarská restaurace もお勧めです。そこで作っているビールですので、そのうまさは格別です(^o^)。
街の外れの方ですし、日帰りの場合は上述の Švejk Restaurant だけでも良いと思います。もし「広いビアホールでビールの宴!」って雰囲気が好きならこちらの方が良いかもしれません(^o^)。
ビールの味は目立った特徴があるわけでもなく、本当に王道のピルスナーです。フルーティーさ、苦み、コク、どれもバランスよく中くらいで入っています。
飲み進む味で、そのためか店員さんもカウンターでめちゃくちゃ飲んでいました 笑。酔っ払ってますが店員さんは愛想よくオーダーを聞いてくれたり、お勧めを教えてくれたりフレンドリーで良かったです。
私はBBQポークを頂きました。がっつりした肉の塊で、外はパリっと中はジューシーで最高でした(O^^O)。かなりビールが飲めました 笑。
(おまけ)夜景も良い
この街は日帰りでも見て周れるサイズです。しかし、もし夜までいたら夜景も素晴らしいですよ~。
お城や塔はライトアップされ、その世界一の美しさを夜まで保っています(^_-)-☆。
うん、「世界一」名乗ってよし!チェスキー・クルムロフでした!
END