夏の地中海で頻繁に見る【ウチワサボテンの実】ドイツでも見つけたので食べてみた

サボテンの実を食べたことがありますか?夏の地中海沿い、イタリアやマルタやスペインなどで、そこら中に生えているのを目にします。

旅先のスーパーや市場にも大量に陳列されていて、見た目が美味しそうなので気になっていました(*'▽')。

てっきり旅先でしか見ないと思っていると、なんと最近ドイツのEDEKAに売っているのを発見しました。衝動的に買って食べてみたので、それをレポートしたいと思います。

ウチワサボテンとは

さて、このサボテンの名前は「ウチワサボテン」と言います。なぜウチワサボテンかというと、茎の形状がウチワのような形をしているからです。夏に地中海沿いを歩いていると、めちゃくちゃ遭遇します。

豆知識

葉っぱのように見えますが、これは茎です。サボテンの葉っぱはトゲの部分になります。

写真にあるように、茎から丸っこい実がたくさん生えています。この実こそが、今回試食するドイツ語で”Kaktusfeigen”(=サボテンいちじく)になります。

※以降、「サボテンいちじく」と呼ばせてください(^^)。

ちなみに覚えているのが、イタリアを歩いてる時にこの実を素手で取ろうとしたことです。大変なことになりました!

トゲに気を付けていたつもりが、目に見えないトゲが大量にあったのです。手に刺さったトゲは細かすぎて全然取れませんでした。その日はチクチクを引きずって、次の日くらいには自然に無くなっていました。。。

スーパーでサボテンいちじくを発見

さて、このサボテンいちじくをドイツのスーパー「EDEKA」で発見しました。1個30円くらいという破格です。人気なのか残り僅か。やったーと思い2つ手に取りました!(^^)!。

しかし、思わぬトラップがΣ( ̄ロ ̄lll)。

売られているからトゲなんて取り除かれていると思いきや、小さいトゲがいっぱいあるのです。

痛い!イタリアの思い出アゲイン 泣。

そういえば、イタリアの市場で売られていたのは、もっと赤く熟れていたような気もしました。とはいえ、せっかく見つけたので、何とか袋に詰めて購入しました。

サボテンいちじくの剥き方

ネットで調べて、このサボテンの剥き方を覚えました。もちろんトゲがあるので、手袋をして作業します。

レモンを切る時のように、上下を部分を横に切る。
縦に切れ込みを入れて、巻物を開くようにクルクルっと中身を外す。

これだけです。想像以上に簡単でした。

中身がこんなに外れやすいフルーツは見たことがないです(@_@)。素晴らしい。

アドバイス

お皿にトゲが落ちるので、取った中身は落ちたトゲに触れないように別の皿に移します。

サボテンいちじくを実食

食べやすいように半分に割りました。かなり水分が多いので、慎重に掴まないとすぐに崩れます。

さて、お味のほどは。

あれ、中に小さい種がたくさんある!!!!

ぎょっとしました(◎o◎) ジュクジュクした実なのに、口に入れると大量の硬い種で口内がいっぱいになるのです。味わう前にその種の処理にてんてこ舞いです。1粒1粒下で選別して出せないくらいの量なのです。

結局、口の中で果肉がある程度無くなるまで転がしてから、種を一気に吐き出すようにしました^^;。

とりあえず味の感想を書きます。

  • 柿みたいな味。
  • ウリっぽい風味。
  • いちじくみたいな食感。
  • 甘さは控えめ。(熟れ方次第かも?)

味は美味しいのです。しかし、種を口の中で選別するのが大変です。結果として、あまり美味しく頂けないというちょっと残念な感じでした。。。

ちなみに、後で調べると現地の人は種も食べてしまうそうです。それが平気なら、全然リピートはありですね(^o^)。

私のウチワサボテンの体験記は以上です。

ちょっと驚きだったのは、サボテンみたいに乾燥した地域の植物から、これだけ水分が豊富な実が取れることでした。サボテンとは不思議な生態ですね。ちょっと勉強してみたくなりました(^o^)。

それと、今回ネットで知ったのですが、ウチワサボテンの茎も食べられるらしいです。それは見かけたことはないのですが、いつか遭遇したら挑戦してみたいと思います!!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

END

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