カヌレはお店で買うと高い!だから家で作りたい!そういう方に、家庭でできるカヌレ作りを紹介します。設備も一般的なオーブンレンジで十分。簡単なのに味は本格的です☆
私はお菓子作り初心者なので、いくつか失敗もしました。その失敗も教えつつ、成功するためのコツをお伝えしていこうと思います。
目次
成功のコツ
数々の失敗の上、家庭でカヌレ作りに成功するには、以下がすごく重要だということが分かりました。
- 型離れの良いカヌレ型。
- バニラ、ラム"エッセンス"ではなく"オイル"を使う。
- バターをたくさん型に塗る。
- 追加焼きで"焼き目"を仕上げる。
これらのコツとともに、カヌレ作りの全容を以下で説明していきたいと思います♪
カヌレ型選び
カヌレ型は世の中にたくさんありますが、材質で区分して特徴をみると分かり易いです。
材質 | 焼き色 | 型離れ | 価格 |
---|---|---|---|
銅 | |||
スチール | |||
シリコン |
安物の型で全く型から抜けない経験をした私は、型離れが最重要だと思っています。型の特徴も色々考慮しつつ、最後に納得いった型が「シェフメイド」のカヌレ型です。
この型は、基材をスチールにしながら、シリコンコーティングをしています。つまり、材質の利点を良いとこ取りしているのです。
スチールの熱伝導性のおかげで焼き色はつきやすく、シリコンコーティングのおかげで型離れがとても良いのです。使い易さとクオリティの両方が担保されるのは優れもの!
更にカヌレのサイズが大きく、食べ応えあり!
材料
必要な材料は以下です。色々試した結果、OKな変更とNGの変更がありました。参考にその情報も書き足しておきます。
- 牛乳500ml →豆乳もOK。低脂肪乳は焼けるのに+30分必要。
- バター20g →無塩でも有塩でもOK。
- 砂糖120g →甘さ控えめなら100gでもOK。
- 卵2個 →MでもLでもOK。
- 強力粉100g →薄力粉もOK。(もっちり度は減る)
- バニラオイル10滴 →バニラエッセンスNG。(香りが飛ぶ)
- ラム酒大さじ2 →ラムエッセンスNG。(香りが飛ぶ)
- (型用)バター適量
成功のコツにも書きましたが、エッセンスではなくオイルを使いましょう!
カヌレ作り
牛乳を加熱して、バターを溶かし込みます。
ぐつぐつ沸騰させないで!脂肪分と水分が分離すると、生地の滑らかさがなくなります。
沸騰させた後は、熱くないくらいまで冷ましましょう。
卵、強力粉、砂糖を優しく混ぜ合わせます。
決して混ぜすぎないで!グルテンが形成されて、焼く時に型から生地が飛び出し易くなります。
step1をstep2に少しずつ混ぜ合わせます。いっきに入れるとダマが増えます。
多少はダマが出るので、こし器でこしましょう。牛乳を温めた鍋に戻すと、洗い物が少なくすみます。
ラップをして12時間以上、冷蔵庫で寝かせましょう。グルテンが落ち着き、焼く際に型から飛び出しにくくなります。
寝かせ終わったら、生地にバニラオイルとラムオイルを混ぜます。
オーブンの予熱(210℃)もこの時点でスタートしておきましょう。
型から生地が抜けるように、入念にバターを塗ります。
これでもかとベタベタに塗っておきましょう。型から抜けなくなると悲惨です。
注ぎ口のある容器に生地を移し替えると、流し込みが簡単になります♪
オーブンの予熱が210度になったら、型を中に入れましょう。焼きは60分が目安です。
生地が型から飛び出してくることが多々あります。(30分後くらいから)
この場合は1度取り出して、ゴムベラなどでカヌレの端を中心方向に寄せるように軽く押してみましょう。
"プシュー"と空気が抜けて型の中に戻っていきます。ちょっとコツが必要。
型を台にトントンすると戻るらしいのですが、自分はうまくいかなかったので。。。
いい色になって来たら、型を取り出します。
フォークをちょっと刺して引っ張れば、カヌレは簡単に型から外れます。
見ての通り、頭の色付きはいまいち。ここから追加焼きます。
頭を上にしてもう一度オーブンに戻します。10分ほど追加で焼くと色が付きます♪
焦げないように、様子を見ながら時間は調整してください。
完成!!
これで完成!!冷めると少し茶色も濃くなり、更に見栄えが良くなります。
少し冷めた時の方が、カヌレ独特の表面のグミっぽい食感が形成されて美味しいです。さすがに翌日になったら、オーブンで温め直した方が、食感が復活して美味しかったです。
カヌレ本場のフランス人に振る舞っても喜ばれました!!
さあ、カヌレ作りって意外に手頃だということが伝わりましたでしょうか!?作りたくなったのなら、まずは型を揃えるところからぜひ始めてください♪
皆さんも、家庭で満足のいくカヌレが食べられることを祈ってます!
END